近年、地球温暖化の影響で巨大化する台風の暴風による住宅被害が深刻化しています。暴風で屋根が飛ばされたり、飛来物で外壁が破損するなどの被害が多発しています。こうした暴風被害に強い家は、どのような構造が適しているのでしょうか。 暴風に最も強い構造は「鉄筋コンクリート造」です。実際の実験でも、時速30kmの飛来物がコンクリート壁に衝突しても無傷でした。コンクリート壁は非常に硬く耐久性に優れ、プレキャストコンクリート(PC)パネルならさらに強度が2倍以上にもなります。屋根もフラットなコンクリート造なので飛散する心配がありません。 一方、木造住宅は暴風で瓦が飛散したり外壁が破損しやすく、鉄骨住宅でも同様に被害が出がちです。更に台風が巨大化すれば、木造や鉄骨住宅は倒壊や全壊の危険性も高くなります。 暴風の通り道「沖縄」では約70%がコンクリート住宅で、毎年の台風の暴風を確実にしのげる強固な構造が浸透しています。建設費が若干高くても、長期的に見れば修理費などのメンテナンス費用を抑えられるためコストパフォーマンスに優れています。 実際にコンクリート住宅に住むユーザーからは「台風の時も家で全く心配しない」「暴風雨にビクともしない安心感がある」といった声が聞かれます。デザイン性も重厚な雰囲気で評価されています。 災害に強い家を選ぶ際は、間取りや外観デザインに先立ち、まず構造の強度を最優先に検討することが重要です。展示場で実物を確認し、過去の災害実績も踏まえて、最適な構造を吟味することをおすすめします。
近年、頻発している巨大台風や集中豪雨に強い家はどのような構造か。 結論からお伝えしますと 過去の巨大台風や豪雨での実績をみてみると、「鉄筋コンクリート住宅」が圧倒的な強さを発揮しています。 これから家づくりを始める人に向けて、木造住宅・鉄骨造住宅・鉄筋コンクリート造の住宅の中で、なぜ「鉄筋コンクリートの家」が巨大台風の豪雨や暴風雨に強いのかを解説していきます。 コラム「地震に強い家」はこちら >> コラム「コンクリート住宅のメリットデメリット」はこちら>> 「真冬でも暖かい自然エネルギーを使った家」はこちら>> 巨大化する台風による住宅被害。 台風の通り道「沖縄」から学ぶ、台風に強い家。 なぜ、コンクリート住宅は台風に強いのか。 洪水にも強いのか? 【お客様の声】巨大台風などの暴風雨にもビクともしない家に住む安心感。 【まとめ】台風の暴風雨や豪雨に強い構造 _______________ 1.巨大化する台風による住宅被害。 近年、地球温暖化の影響により豪雨が増えているといわれています。このまま地球温暖化が進行した場合、現在よりもさらに豪雨の数が増えると予想されており、これから家づくりを始める方は、豪雨対策・台風対策をしっかり考えてハウスメーカーを選ぶ必要があります。 巨大台風により被害を受けた鉄骨住宅 最近の台風被害として記憶に新しいのは、令和元年の台風15号と台風19号です。 右の写真のように、強風により屋根が飛ばされたり、豪雨による河川の氾濫で家が流されるなど多くの住宅被害をもたらしました。河川氾濫の洪水によって、鉄骨の家であってもこんなにも簡単に壊れてしまいます。(もちろん耐えている鉄骨の家もありました。)木造住宅の大半は破損したり流されたり大きな被害を受けていました。新築と思われる家であっても多数の被害が見受けられました。 <台風15号の被害状況を詳しくお知りになりたい方はこちら> 一方、コンクリート住宅の被害は確認されませんでした。新築してすぐに家が壊れて想定外の出費となれば、ローンの返済計画も狂ってしまいます。では実際、補修費用はどのぐらいかかるのか。例えば、屋根の一部が破損した場合の修繕費は数十万円、広範囲になれば100万円以上は必要になります。外壁や基礎なら数百万円、建て替えなら解体費も必要となり2000万円以上となります。せっかく注文住宅で理想の間取り・新築を実現し、夢のマイホームを手に入れたとしても、毎年このような被害にビクビクしなければいけないということを考えると、ハウスメーカーを選ぶ段階から、もっと言えば家選びをする一番最初にどのような構造にするかを考えるべきといっても過言ではありません。 家づくりは構造選びから。 外観デザインやインテリアデザインや間取りを考えるのは楽しいしワクワクしますよね。これらも大切ですが、まずは毎年襲ってくる災害に対して安心して暮らせる家。災害でメンテナンス費がかからない家。ご家族の命を守るためにはどのような構造がよいかをしっかり考えることをお勧めしています。 <鉄筋コンクリート住宅の注文住宅 百年住宅についてはこちら> 2.台風の通り道「沖縄」から学ぶ、巨大台風に強い家 では、台風の通り道「沖縄」ではどのような住宅構造が多いのか。沖縄では約70%の家が鉄筋コンクリートで建てられています。なぜ、沖縄では鉄筋コンクリート住宅なのか。それは簡単で、鉄筋コンクリート住宅は台風などの暴風雨に圧倒的に強く、そして長持ちするからです。 コンクリート住宅が並ぶ沖縄の風景 構造別 法定耐用年数の比較 暴風によって瓦が飛ぶ心配がない。暴風によって飛来物が外壁に当たっても外壁にヒビが入らない。そして長持ちする。毎年襲ってくる巨大台風に耐えるために、必然的にコンクリート住宅が多くなったのです。新築する時に、建築費が木造よりも若干高かったとしても、台風やシロアリに強く長持ちする鉄筋コンクリート住宅なら、一生涯にかかる費用(ライフサイクルコスト)は、結果的に安く抑えることができます。そしてなにより、毎年のようにビクビクおびえながら暮らす必要がありません。 全ての木造住宅ではありませんが、万が一自宅が倒壊したり損壊してしまい、多額の修繕費がかかることや、過酷な避難生活のこと考えると、台風の多い沖縄で木造住宅の選択肢が少ないのは当然かもしれません。沖縄県以外の方も、近年 巨大化して頻発している集中豪雨や台風について他人事ではなく、毎年襲ってくる身近な災害としてしっかり考えて家づくり計画してハウスメーカーをお選びいただければと思います。 ▼住宅構造別のライフサイクルコスト(一生涯にかかる支出)の比較はこちら▼ ▼【おすすめ】コンクリート住宅を体感☆来場予約でAmazonギフト最大10,000円分がもらえる▼ 3.なぜ、コンクリート住宅は台風に強いのか。 洪水にも強いのか。 台風によって起こる住宅被害は、どのような被害が多いでしょうか。多く聞かれる住宅被害としては、暴風による屋根や外壁の破損、飛来物による外壁の破損です。その他、山間部では土石流、がけ崩れ、地すべりが発生し、住宅が押しつぶされて跡形もなく全壊したりそのまま流されてしまったりします。平野部では河川氾濫によって、住宅が浸水し大きな被害が発生しています。これらの災害に対して注文住宅の鉄筋コンクリート住宅は本当に強いのでしょうか。 ●まずは「暴風による屋根や外壁の破損。飛来物による外壁の破損」についてです。 瓦衝突実験。時速30キロで瓦がPCパネルに衝突した瞬間。 台風の暴風によって、瓦が飛んでしまったり飛来物によって外壁が破損する被害をよく目にします。上写真のように実際にPCパネルに瓦を衝突させる実験では、鉄筋コンクリート住宅のPCパネルに時速30キロで瓦が衝突しましたが、全くの無傷でした。 <PCパネルとは?> PCパネルとはとにかく硬くて強くて長持ちするコンクリートの事です。PCパネルは工場で徹底した管理のもと製造されます。一般的な現場打コンクリートのように天候や現場の状況に左右されることが無く限界まで水分量を減らすことができるため、密実なコンクリートを製造できます。PCパネルは一般的な現場打ちのコンクリートよりも約2倍の強度を持っています。海底トンネルや海や大きな川にかかる橋など、絶対に壊れてはいけない建造物に用いられています。 PCパネルなら瓦やほかの飛来物が飛んできても、割れたりヒビが入ったりすることはありません。注文住宅 百年住宅の住宅展示場(モデルハウス)の入り口にはPCパネルと巨大ハンマーが置いてあります。巨大ハンマーで思いっきりPCパネルの壁を叩いてみれば、PCパネルの強さを実感することができるでしょう。また、WPC鉄筋コンクリート住宅は屋根もフラットなコンクリートでできているため、瓦はありませんし屋根が飛ぶ心配もありません。竜巻でも耐えている多数の実績がありますので、台風程度の暴風雨ではびくともしません。 ●続いては「土石流での住宅被害」についてです。 下の写真は、2014年8月に広島県の安佐南区で発生した土石流に耐えたWPC住宅 上の写真の通り、鉄筋コンクリートのWPC住宅は土石流が当たっても、破壊されたり流されたりすることはありませんでした。左下の写真ではガッチリと土砂をせき止めていいます。窓ガラスの被害はありましたが、土石流の通り道に建っていて沢山の巨大な岩が壁に衝突しても破損することがありませんでした。多くの土石流の現場を視察をしていますが、このような住宅はWPC住宅以外に見たことがありません。木造住宅は流され、軽量鉄骨や重量鉄骨の骨組みは折れ曲がり、壁は無くなっています。山間部での建て替え又は新築予定の方は、土石流は他人事ではなく、一番身近な自然災害としてしっかり考えてハウスメーカーを選ぶことをお勧めします。 ●続いては「河川氾濫などの洪水による住宅被害」についてです。 2018年 西日本豪雨の河川氾濫により、岡山県倉敷市真備町では2100棟が全壊。2Fまで浸水するなど多くの被害をもたらしました。2019年 台風19号の河川氾濫では、床上浸水だけでなく家が流されるなどの被害も多数発生しました。2020年の7月豪雨。熊本県の球磨川などの氾濫でも同様の被害が発生しました。家が流される被害もありましたが、コンクリート住宅は重量があるため流されることはありません。 東日本大震災の巨大津波でも、重量のあるコンクリート造の建造物は流されることなくその場に残されていました。木造住宅は基礎だけを残し流され、鉄骨造は大きくゆがんだ鉄骨が残されていました。地盤などの立地条件にもよりますが、河川氾濫の洪水程度では、コンクリート住宅は流されることはありません。深夜に発生する災害や豪雨・暴風雨で外に出るのが危険な時に、コンクリート住宅なら流されないから2階や屋上に避難することで安全を確保することもできます。では、浸水するとどのような住宅被害をもたらすでしょうか。浸水すると下の写真の通り床下に大量の泥が溜ります。大量の菌を含む土砂を早く撤去しないと異臭だけでなく、木材の腐朽に繋がり改修費用が余分にかかってしまいます。 しかし素人だけで床を剥がすのは大変ですし、床を剥がした後の人力での汚泥撤去作業は数日では終わらず、想像以上に時間がかかります。過去の災害現場では、専用車(汚泥吸収車)に依頼しても、何週間も待たなければいけないのが実情のようです。一方ハウスメーカー百年住宅の鉄筋コンクリート住宅は、床下がありません。床は土と砂利とコンクリートで埋められているため、床下の汚泥撤去は不要となります。これにより復旧スピードは格段に上がり、修繕費用にも大きな差がでてきます。肉体的にも精神的にも過酷な避難所生活を最小限に抑えることができます。 4.【お客様の声】巨大台風にビクともしない家に住む安心感 ここまでで、鉄筋コンクリート住宅が巨大台風や集中豪雨による暴風雨や洪水・浸水に強い理由をお分かりいただけたと思います。 では実際に鉄筋コンクリート住宅に住んでいる方は、災害に対してどのように感じているのかをお聞きしました。 K様の談話と鉄筋コンクリートのデザインはこちら ●鉄筋コンクリート造の家に住むK様 新築の計画をスタートして、まず最初に考えたのは家のデザインや住み心地でした。いろんなハウスメーカーを見ている中で、どこの住宅メーカーも自分の好きなデザインにできるとわかってから、構造について考えるようになりました。最近は地震だけでなく、台風などの自然災害が多発しているので、やっぱり家族が安心して暮らせる家が一番だと思い、強いと感じた鉄筋コンクリート住宅の家に決めました。実際住んでみて感じたことは、とてつもない安心感です。巨大台風の時も全く心配しないで、家で過ごすことができましたし、これからの地震についても全く心配していません。台風は毎年来ますので、台風に強い家・暴風雨にもビクともしない家は心強いですね。デザインも気に入っているので、このハウスメーカー、鉄筋コンクリート住宅を選んで本当に良かったと思っています。 F様との談話と重厚なデザインのコンクリート住宅の写真はこちら ●鉄筋コンクリート造の家に住むF様 最初は土地探しからスタートしました。条件は津波が届かないエリア。最初は鉄筋コンクリート住宅の家は選択肢にありませんでしたが、土地に強い鉄筋コンクリート住宅を扱うハウスメーカーから紹介された土地が高台でした。すぐ近くに山があるので、万が一 土石流が発生しても大丈夫な家の構造を調べていると、鉄筋コンクリート住宅しか無いという結論に達しました。お気に入りの土地と災害の事を考えて、結果的に両方を実現できるハウスメーカーでコンクリートの家を建てたという感じです。実際住んでみて思うことは、地震に強い、巨大台風に強い、暴風雨にもビクともしない、土石流にも強い、さらに強長持ちもして、コンクリートの家で建てて本当に良かったという気持ちです。デザインも他の家とは違う、重厚な雰囲気が気に入っています。 5.【まとめ】 温暖化による巨大台風や豪雨の頻度、沖縄の家の特徴、台風や豪雨での住宅被害について紹介しました。それぞれの構造でメリットデメリットがありますが、 巨大台風に強い家 土石流に強い家 暴風雨に強い家 浸水してもすぐに復旧する家はどのような床下構造なのか 長持ちする家はどの構造・素材なのか これらについて、過去の巨大台風や豪雨での実績からみても鉄筋コンクリート住宅が圧倒的に有利だと感じた方が多いのではないでしょうか。 地震や台風などの自然災害は時を選ばず襲ってきます。防災用品の準備や避難方法なども大切ですが、これから家づくりをはじめる方は、壊れない家(構造)を選ぶことができます。大切なご家族の命と一生に一度の大きな買い物となる財産を守るために、デザインや間取りの前に、まずは家の構造選びについてよく考えていただければと思います。家の構造はハウスメーカー百年住宅の住宅展示場(モデルハウス)の構造ルームで見ることができます。 『展示場の来場予約』はこちら(Amazonギフト最大10,000円プレゼント中) 様々なハウスメーカーの住宅展示場(モデルハウス)で、実際に構造を見て、触って、過去の災害での実績を確認して、後悔しない構造選びをしていただければと思います。 鉄筋コンクリート住宅の性能についてもっと詳しくお知りになりたい方はこちら
まもなく、 #東日本大震災から10年 となります。 10年前、津波により多くの住宅が基礎を残し流され、たくさんの尊い命が失われてしまいました。 私たち百年住宅は、震災発生後すぐに現地に赴き、被災地の支援と同時に各ハウスメーカーの住宅被害についての視察を行います。そしてより災害に強い家づくりに役立てています。 東日本大震災の被災地は本当に悲惨な状況でした。このような悲しみを二度と繰り返してはいけない、ハウスメーカーとして「住む人の命をお守りする」ことができないかと考え、新築する方に向けた #津波シェルター の開発に着手しました。 本コラムでは、津波シェルターの性能、コンクリート住宅の性能、屋上リビングの可能性、東日本大震災後の応急仮設住宅への取り組み、コンクリートの注文住宅について解説していきます。 「地震に強い家」についてはこちら>> 「台風に強い家」についてはこちら>> 津波シェルター開発経緯 屋上設置の津波シェルターとは? コンクリート住宅は流されない? 津波シェルターの必要性 屋上リビングの魅力 気になる金額は? 津波シェルター開発の経緯 被災地ではほとんどの住宅が基礎を残し流されていました。かろうじて鉄骨を残している鉄骨造の住宅も、津波や漂流物によって鉄骨が歪曲しており、津波の威力を物語っていました。 津波の被害が大きかった地域で残っている建物は、コンクリート造の公共施設とコンクリート住宅のみでした。(新築の家であっても木造は流され、鉄骨は全ての壁が無くなっていました。) その中で、津波に流されなかったコンクリートのWPC住宅を視察させていただきました。 2階まで浸水したため、2階の部屋の中までぐちゃぐちゃに破壊されていました。 しかし、1階にかけてあった額縁は無事でした。 額縁が流されなかった理由。 それは空気だまりができ、水位が上がらなかったから。 この原理に着目し、最強の津波シェルターペントハウスの開発をスタートしました。 屋上に設置する津波シェルターとは? 額縁が流されなかったのは、部屋の天井付近に空気だまりができたから。 お風呂に逆さにおけを沈めると、おけの中に空気だまりができます。皆さんも経験があるかと思います。 この空気だまりを、室内階段を上がった上にある屋上ペントハウス内に作ります。 コンクリート造の屋上ペントハウスを津波シェルター用に頑丈に改良。さらに、特注の船舶扉を採用し、海水が室内(ペントハウス内)に浸入する隙間を完全に塞ぎます。外からの海水の浸入はなくなり、階段の下からのみ海水が上がってきます。 階段を上がってきた海水は、ペントハウス内の空気だまりによって、途中で水位が停止。そこに大人4人が約8時間生存可能な空気を確保することができます。 専用施設での有人の潜水実験や、振動台実験後(阪神・淡路大震災と同じ強さの揺れを加える)に潜水実験をする振動&潜水実験も成功させ、世界初の屋上に設置する『津波シェルターペントハウス』が完成しました。 津波シェルターの性能について、もっと詳しくお知りになりたい方は資料をご請求ください。 コンクリート住宅は流されない 東日本大震災の津波被害や、近年頻発している巨大台風や豪雨による浸水被害の災害現場を視察するとわかりますが、コンクリート住宅は流されていません。 「台風に強い家・豪雨に強い家」についてお知りになりたい方はこちら>> 冒頭でもお伝えしましたが、東日本大震災で津波被害の大きかった地域で残っている建築物は、コンクリート造のみでした。 また、重量のあるコンクリートのペントハウスを屋上に設置するためには、建物も丈夫でなければいけません。 PCパネルは、1枚になんと「ぞう75頭(354トン)」、または「ジャンボジェット1.5機(354トン)」を載せることができます。 屋上の可能積載荷重はなんと「400kg/㎡」です。1㎡に対して400キロの荷重を載せてもビクともしません。 『津波に流されない』&『重たいものを載せることができる』構造、これにより世界初 屋上設置型の津波シェルターが実現しました。 津波シェルターの必要性 沿岸部に住んでいても「地震が起きたら、高台や避難タワーに逃げれば大丈夫」と簡単に考えている方もいますが、地震や津波などの自然災害は想像をはるかに超えるスケール・衝撃です。 東海・東南海地震では、激しく長い揺れが3~4分続き、初めの揺れから数分後には津波が到達すると予想されています。 この時、 夜間で停電していたら、揺れている最中に避難できますか? 避難経路や建物倒壊・道路崩壊・火災などで、避難経路が塞がれている可能性はありませんか? 高齢者や障害のある方が揺れている最中に避難できますか? パニックにならずに、わずかな時間で避難ができるとは限りません。 このような理由から、万が一のことを考えて、沿岸部に新築する方は勿論、沿岸から離れた場所に新築する方にも、百年住宅の屋上設置型 津波シェルターが選ばれています。 屋上アウトドアリビングの魅力 津波シェルターを設置すると室内階段から簡単に屋上に上がることができるため、屋上での楽しみが増えるのも魅力のひとつです。 屋上に芝生を敷いて屋外用のラグジュアリーな家具を設置すれば、屋上アウトドアリビングに変身します。天気の良い日は、周りに目線を気にせず、完全なプライベート空間で読書やピクニック、BBQなどを楽しむことができます。 また、可能積載荷重「400kg/㎡」ですので、重さを気にせずに大規模な屋上庭園や家庭菜園、露天風呂などを設置できるのもコンクリート住宅の屋上の魅力となります。一般的な木造住宅の屋上ですと、重さ(可能積載荷重)が限られますので、やりたいことができない場合が多いようです。 屋上利用は、庭を確保できない場合や屋外のプライベート空間を確保されたい方に多く選ばれています。 気になる金額は? 気になる金額についてです。 新築する際に、屋上に上がるための標準ペントハウスを付けた場合と比較して25万円(税別)のプラスとなります。わずか25万円をプラスするだけで万が一の時の安心と屋上での楽しみを手に入れることができます。 津波シェルターの性能について、もっと詳しくお知りになりたい方は資料をご請求ください。 【最後に】 近年は自然災害が頻発し巨大化しており、各地で甚大な被害をもたらしています。デザインやインテリア空間も大事ですが、これから新築する方・家づくりを計画される方は「家族を守ることができる家」を一番に考え、住宅の構造を選びハウスメーカーを選んでいただければと思います。(外観やインテリアはどのハウスメーカーもほとんど同じようにできますので) 百年住宅は、東日本大震災のような悲しい出来事を繰り返さない為に、「住む人の命と財産をお守りする最強の家づくり」という企業理念を掲げ、日々精進してまいります。 本コラムでは、東日本大震災の内容も記載させていただきました。東日本大震災により、犠牲になられた方々、ご遺族の皆様に改めてお悔やみを申し上げます。 ハウスメーカー百年住宅の住宅展示場(モデルハウス)では、全展示場 地熱利用強化基礎を採用しています。基礎の断面を見ることができ、地熱利用の暖かさも体感することもできます。『展示場の来場予約』はこちら(クオカード5,000円プレゼント中) 様々な住宅メーカーの住宅展示場(モデルハウス)で、実際に構造を見て、触って、後悔しない構造選び・ハウスメーカー選びをしていただければと思います。 コンクリート住宅の性能についてもっと詳しくお知りになりたい方はこちら
真冬でも暖かい家。床下の無いコンクリート住宅の暖かさは格別だった。 『冬暖かい家を建てたい』と思って、資料請求やモデルハウスを見学。 結果、「本当かな? 住んでみないとわからない。。」と感じる方が多いようです。 カタログ上の理論値や、住宅展示場の最高の冷暖房設備が施された空間では、なかなか本当のところはわかりません。 実際に住み始めてその性能に「ガッカリした」なんてこともあるかもしれません。 そこで、環境にも体にも経済的にもやさしい、自然エネルギーを利用した床下の無いコンクリート住宅の暖かさについて、実際に住んでいるオーナー様の声もふまえて解説していきます。 「台風に強い家」についてお知りになりたい方はこちら>> 昔の木造住宅が寒かった理由。 床下の無い家とは? 床下が無いと暖かい理由。 実際の住み心地はどうなのか。 昔の木造住宅が寒かった理由 昔の一般的な木造住宅は、すきま風がヒューヒュー入ってきたり、壁の断熱材の性能が悪かったり、床下空間があり床が冷たいから、家全体が温まりづらくて、家の中にいても暖房機器を使わなければ常に寒かったようです。 今の一般的な住宅は、サッシや窓の性能等が向上したことで、すきま風は改善、断熱材も高性能になり昔よりは暖かくなりました。 床下空間はというと、そのまま床下空間を設けている家が多いようです。 なぜ、寒さの原因となる床下空間を設置しているのか。 ■建築基準法施行令22条 床が木造の場合、防湿のために次のように定められています。 ・地盤面から床までの空間を45センチ以上設ける ・外周部の基礎(コンクリートの基礎ですね。)には、換気孔を設ける だから床下があるんですね。 しかし床下空間を設けなくて良い場合があります。 それは、 ・ 床下をコンクリートにすれば、この限りでない。 床下の無い家とは? 床下の無い家を建てているハウスメーカーはほとんど無く、見たことがある方は少ないと思います。 コンクリートの家(WPC工法)は、床下空間がありません。 下の写真のように、床下は土と砂利で埋めてからコンクリートで蓋をします。 「地熱利用強化基礎工法」の基礎 基礎に盛土をして床下空間を土で充填し、転圧します。 土の上に防水シートを敷き、鉄筋で、基礎と一体化する岩盤を造ります。 蓋をするようにコンクリートを打設します。基礎を岩盤化させ、強度を高めます。 これが床下の無い家の基礎の構造です。 鉄筋コンクリート住宅の性能についてもっと詳しくお知りになりたい方はこちら 床下が無いと暖かい理由。 床下が土やコンクリートで埋まっていても、同じように冷たいのでは?と思う方もいるでしょう。 床下空間がある家は、家の床は常に冷たい外気にさらされていますが、床下が無い場合は冷たい外気に触れることはありません。 だから、室内の床が冷たくならずに、家の中が暖かいのです。 今では少なくなりましたが、井戸水を思い浮かべてみてください。 井戸水は外気に影響されません。地下水は地熱の影響により、四季の温度変化が少ないため、真夏でも冷たく真冬でも暖かく感じます。 この地熱を利用し、床下の温度変化を抑えて省エネルギーで暖かい空間を実現しているのが、上の写真で解説した「地熱利用強化基礎工法」です。 実際の住み心地はどうなのか。 実際の住み心地を、コンクリートの注文住宅に住むオーナー様に伺いました。 ●静岡市I様 「もう20年近く住んでいますが、冬は室内が本当に暖かいです。最初は驚きましたが、今ではこれが普通だと思って生活しています。暖房機器も真冬の本当に寒い時以外は使いません。床が暖かいのは足が冷えないので助かります。たまに来客があったときは、皆室内の暖かさにびっくりしていますね。『床暖房つけてるの?』と聞いて来る人もいますね。今日の朝方も外が8℃でしたが室内は19℃もありました。10℃以上も暖かいと別世界です! 長い間住んでいると、安心安全で暮らしやすい家にしてよかったなぁと思っています。」 【まとめ】 ●昔の家は、すきま風・低性能の断熱材・冷たい床で寒かった。建築基準法で定められている床下空間。 ●床下の無い家とは? 床下は土と砂利で埋めてからコンクリートで蓋をする「地熱利用強化基礎工法」の基礎 ●床下が無いと暖かい理由 床下が無い場合は床が冷たい外気に触れない為、室内の床が冷たくならずに、家の中が暖かい ●オーナー様からは、冬は本当に暖かくて住み心地は抜群との声 【最後に】 家のデザインやインテリアは、基本的にはどのハウスメーカーでも同じように施工することができます。大切なのは性能です。家選び・ハウスメーカー選びのポイントは、デザインでカモフラージュされた一見良さそうな家よりも、安心・安全や暮らしやすさについて高い性能を持った家を選ぶことです。 ハウスメーカー百年住宅の住宅展示場(モデルハウス)では、全展示場 地熱利用強化基礎を採用しています。基礎の断面を見ることができ、地熱利用の暖かさも体感することもできます。『展示場の来場予約』はこちら(クオカード3,000円プレゼント中) 様々な住宅メーカーの住宅展示場(モデルハウス)で、実際に構造を見て、触って、後悔しない構造選び・ハウスメーカー選びをしていただければと思います。 コンクリート住宅の性能についてもっと詳しくお知りになりたい方はこちら
『地震に強い注文住宅を建てたい!』と思って、資料請求やモデルハウスを見学。 結果、どこのハウスメーカーも「ある程度 地震に強い」と感じる方が多いようです。 本当にその家は地震に強いのか。ある程度の強さで大丈夫なのか。 過去の巨大地震での実績をふまえて解説していきます。 「台風に強い家」についてはこちら>> 「津波に強い家・【最新】津波シェルター」についてはこちら>> ハウスメーカーによって違う地震に強い家の基準 巨大地震での住宅被害 わずかな損傷で修繕費数百万円!? 巨大地震に無傷の実績の家 ハウスメーカーによって違う地震に強い家の基準 「地震に強い家」とはどのような家でしょうか。地震で倒れない家・地震で壁にヒビが入らない家・地震で基礎が欠けない家・地震で床が傾かない家。どこのハウスメーカーも地震に強いと宣伝していますが、実は大手ハウスメーカーであっても、巨大地震でこのような被害が発生していることがあります。巨大地震の被災地を視察するとよくわかります。(←詳細は次の項目で説明します。) 「なんで!? どのハウスメーカーも地震に強いと言っていたのに・・・。」 例えば、宣伝コピーで「巨大地震で倒壊しない家」とうたっていたとしましょう。 「2×4」「免震」「制震」・・・なんだか強そうですよね。 大地震で壁が剥がれたり床が歪んだり基礎が欠けたりしていても、家が倒壊しなければこの宣伝コピーは成立します。 宣伝コピー「巨大地震でも倒壊しない家」は、読み解くと 例えば「基礎は欠けたけど家は倒れなかった家」ということです。 「地震に強い家」と住宅メーカーが表現していてもどの程度強いかは様々です。 資料を取り寄せただけでは本当のことはわかりません。実際に展示場(モデルハウス)や建築途中の現場を見て初めてわかることもあります。 一番わかりやすいのは、 「熊本地震や阪神淡路大震災で、○○住宅さんは“無傷”でしたか?」 と、ハウスメーカーのスタッフに巨大地震での住宅被害について聞いてみることです。 ”倒壊 は” しませんでした。 ”構造躯体(柱や鉄骨)は”無傷でした。 ”大きな損傷は”ありませんでした。 このような回答なら、もっと突っ込んで質問してもいいかもしれませんね。<鉄筋コンクリート住宅の注文住宅 百年住宅についてはこちら> 鉄筋コンクリート住宅の性能についてもっと詳しくお知りになりたい方はこちら 巨大地震での住宅被害。 では実際に、2016年に発生した熊本地震の被災地を視察した際に見た住宅被害を4つ紹介します。 ●1階が押しつぶされた住宅 比較的新しい家ですが、ご覧の通り1階が押しつぶされてしまっています。修繕は難しいので、新築に建て替える以外方法はありません。 熊本地震では最も被害の大きかった益城町では、99棟の新耐震基準で造られた住宅が全壊しました。新しい家であっても全壊することがあるのです。 ●基礎が傾いた こちらも比較的新しい家ですが、基礎が傾いています。勿論このまま住むことはできません。 ●基礎が欠けた住宅 このように基礎の一部が欠けている住宅は、意外と多く見受けられました。わずかな損傷ですが、基礎は家の土台となる重要な構造ですので、強度の低下が心配ですよね。修繕して住めるかどうかはわかりませんが、2年後に同じように基礎が欠けた現場を視察すると、ほとんどが更地になっていたり、新しい家に建て替えられていました。 ●外壁にヒビが入った。外壁が剥がれた。 被災地を視察して多かったのが外壁のヒビや外壁が崩れ落ちている家でした。これは新築の住宅でも多く見受けられました。外壁だけなら強度に影響はなさそうですが、このような家の場合は、損傷が1か所だけでなく、外壁・基礎・屋根など多くの損傷が見受けられます。複数損傷した場合の修繕費は、100万や200万円では済みません。数百万円、場合によっては1,000万円近い修繕費が必要となります。 以上、実際に被災地を視察して見たこと、住宅被害の一部を紹介しました。 因みに、1Fが押しつぶされた家以外は全て「巨大地震でも倒壊しない家」です。 鉄筋コンクリート住宅の性能についてもっと詳しくお知りになりたい方はこちら 巨大地震に無傷の実績の住宅 一方、鉄筋コンクリート住宅(現場打ちコンクリートではなくWPC住宅)の被害はどうだったのか紹介します。 ●阪神・淡路大震災 被災地に495棟建っていましたが、全棟 窓ガラスが1枚も割れず無傷でした。 この時は約10万棟もの住宅が家が全壊しました。 無傷のWPC住宅 ●熊本地震 震度7が2回発生した熊本地震の被災地には全23棟建っていましたが、全棟窓ガラス1枚も割れず無傷でした。 この時は約全壊が8,667棟、一部破損が163,500棟と家が倒れなくても一部損壊の多さが目立ちました。 激震地に建つ無傷のWPC住宅(築28年) 以上、鉄筋コンクリート住宅(WPC住宅)の無傷の実績を紹介しました。 【まとめ】 ●「倒壊しない家」=「地震に強い家」ではない。 基礎や屋根や外壁の破損はあるかもしれない。 思い切って、ハウスメーカーのスタッフに聞いてみよう! ●巨大地震では比較的新しい家(新築含む)も多数損傷していた。 そして、一部損壊でも数百万円の修繕費がかかる場合がある。 ●鉄筋コンクリート住宅(WPC住宅)は巨大地震で“無傷”の実績。 【最後に】 自然災害は時を選ばず襲ってきます。 防災用品の準備や避難方法なども大切ですが、これから新築する方は、倒壊しない注文住宅、損傷しない注文住宅(構造)を選ぶことができます。 無傷の家の構造はハウスメーカー百年住宅の住宅展示場(モデルハウス)の構造ルームで見ることができます。『展示場の来場予約』はこちら(クオカード3,000円プレゼント中) 様々な住宅メーカーの住宅展示場(モデルハウス)で、実際に構造を見て、触って、過去の災害での実績を確認して、後悔しない構造選びハウスメーカー選びをしていただければと思います。 ●鉄筋コンクリート造の家に住むK様 新築の計画をスタートして、まず最初に考えたのは家のデザインや住み心地でした。いろんなハウスメーカーを見ている中で、どこの住宅メーカーも自分の好きなデザインにできるとわかってから、構造について考えるようになりました。最近は地震だけでなく、台風などの自然災害が多発しているので、やっぱり家族が安心して暮らせる家が一番だと思い、強いと感じた鉄筋コンクリート住宅の家に決めました。実際住んでみて感じたことは、とてつもない安心感です。巨大台風の時も全く心配しないで、家で過ごすことができましたし、これからの地震についても全く心配していません。台風は毎年来ますので、台風に強い家・暴風雨にもビクともしない家は心強いですね。デザインも気に入っているので、このハウスメーカー、鉄筋コンクリート住宅を選んで本当に良かったと思っています。これから何十年もかけてアンティークなインテリアに仕上げていくのが楽しみです。 K様の談話と鉄筋コンクリートのデザインはこちら ●鉄筋コンクリート造の家に住むF様 最初は土地探しからスタートしました。条件は津波が届かないエリア。最初は鉄筋コンクリート住宅の家は選択肢にありませんでしたが、土地に強い鉄筋コンクリート住宅を扱うハウスメーカーから紹介された土地が高台でした。すぐ近くに山があるので、万が一 土石流が発生しても大丈夫な家の構造を調べていると、鉄筋コンクリート住宅しか無いという結論に達しました。お気に入りの土地と災害の事を考えて、結果的に両方を実現できるハウスメーカーでコンクリートの家を建てたという感じです。実際住んでみて思うことは、地震に強い、巨大台風に強い、暴風雨にもビクともしない、土石流にも強い、さらに強長持ちもして、コンクリートの家で建てて本当に良かったという気持ちです。デザインも他の家とは違う、重厚な雰囲気が気に入っています。 F様との談話と重厚なデザインのコンクリート住宅の写真はこちら 鉄筋コンクリート住宅の性能についてもっと詳しくお知りになりたい方はこちら
コンクリート住宅と聞いて、皆さんはどのように感じますか? デザインがおしゃれ。カッコいい。 <コンクリート住宅のデザインの可能性> コンクリート住宅は高いけど長持ちする? <木造住宅や鉄骨造住宅と比べて本当に高いのか検証します> 災害に強そうだけど実際は? <地震・台風・竜巻・土石流等、過去の災害での実績を紹介します> 湿気が多いのは昔の話? <高性能断熱材により、気密性が高いから外気も侵入しない> 施工事例 <K様邸:これから数十年かけてアンティーク調のインテリアに仕上げていきます> 施工事例 <F様邸:コンクリートだから演出できた圧倒的な重厚感が気に入っています。> これらについて、実際にコンクリート住宅に住んでいるオーナー様の住み心地などの声も踏まえて、詳しく解説していきます。 デザインについて デザイナーズ住宅と聞くと、コンクリート住宅を思い浮かべる方は多いと思います。実際の建築事例を見てみると、コンクリートで住宅を建てるだけで、デザイン性が高まり少しおしゃれになります。高級感・重厚感・美しさ・時にはやさしさやリラックス空間まで演出することができ、見せ方によってはデザインの可能性を無限に秘めている素材(構造)です。最近の傾向としては、外観はコンクリートの打ち放しのデザインをそのまま活かし、内観はコンクリートの雰囲気を抑えている家が多いようです。昔は「コンクロートだと冷たい感じがする」という意見もありましたが、実際は木造住宅や鉄骨住宅と同じような温かみのあるインテリアに仕上げている事例が多いようです。言い換えれば、構造によって変わる見た目は外観だけで、インテリアはどの構造であっても同じように表現できるということです。近くにモデルハウス(総合住宅展示場)があったら、各ハウスメーカーを見学させてもらいインテリアを観察してください。どのハウスメーカーも同じようなインテリアを実現できることが理解できるはずです。 【まとめ】 ・コンクリート住宅は高級感がありデザイン性が高い ・デザインの違いは外観のみで、インテリアはどのハウスメーカーも変わらない。 価格が高そうだけど長持ちする? ●建築費用 鉄筋コンクリート住宅は高いというイメージを持っている方が多いようです。建築費用でみると下の図のように、木造住宅が一番安く、続いて鉄骨造住宅、最後にコンクリート住宅となります。確かに木造や鉄骨造の安い価格帯の住宅よりは建築費用が高いようです。 ●どのぐらい長持ちするか。(法定耐用年数) 次にどのぐらい長持ちするのか見てみましょう。建物の構造別に法律で定められている法定耐用年数では、木造住宅は22年、鉄骨造は27年、鉄筋コンクリート造は47年となっています。鉄筋コンクリートの家は他の構造と比べて20年以上長持ちすることになります。さらに、この数値はあくまで法定耐用年数であって、実際の鉄筋コンクリート造の「寿命」は65年以上とも100年以上とも言われています。そうなると他構造と比べて建て替え周期が短くなります。2倍以上持ちすれば、3,000万円の家でも1,500万円で建てたと考えることができ、結果的に他の構造よりも安くなります。ヨーロッパではコンクリートや石の家が多く、100年以上の家をリノベーションしたという話題を聞くこともあります。親世代が自分たちの世代だけではなく、3世代~4世代長くにわたり持つ家を残そうと考え、建替えは頻繁に行わないようです。2世代目は浮いた新築費用で内装をし家具を買い、3世代目も浮いた新築費用で家具や絵画を買う。4世代目ぐらいになると重厚なコンクリートの構造、考え抜かれた本物の内装、そして豪華な家具と絵画に囲まれて過ごすことができるわけです。新築して自分たちの世代だけでなく、子供たちに、孫たちに建物(資産)を残すことができると考えるとなんだか素敵ですね。話は逸れましたが、ヨーロッパの事例から考えても、コンクリート住宅が長く持つということは理解できたと思います。 ●メンテナンス費用はどのぐらいかかるか。 一般的に鉄筋コンクリート住宅のメンテンナンスで必要になるものはは、35年間の間に外壁塗装や屋上シート防水の補修や張り替え程度で費用も150万程度あれば賄うことができます。一方、木造住宅は、35年間の間に外壁や屋根の補修等で400万円程度かかるといわれています。火災保険と地震保険料についてもコンクリート住宅の方が有利です。更に台風や竜巻によって木造住宅の外壁や屋根に被害がでればその差は更に広がり、35年間で数百万円の維持費の違いがでてくるのです。そしてローンを払い終えた35年間経った時点で、ほとんどの木造住宅は建て替えとなり再び2,000万円~3,000万円の新築費用がかかります。一方コンクリート住宅は、更に35年間住むことができるので建て替え費用はかかりません。生涯支出では、コンクリート住宅は3,000万円以上安くなると言えます。新築する時の費用だけでなく、メンテナンス費用、そして建て替え費用も見据えて住宅の構造選びをすることが重要です。 35年間で、トータルコスト2790万円も安くなる、鉄筋コンクリート住宅の詳細はこちら 【まとめ】 ・他構造と比べて建築費用は若干高いけど、他構造と比べて2倍以上長持ちする。 ・他構造と比べて、生涯支出は3,000万円安くなる。 災害に強そうだけど実際は? 鉄筋コンクリート住宅は硬くて重いから、災害に強い家というイメージがありますよね。 市役所や警察署・消防署等の公共施設、病院等が鉄筋コンクリート住宅でできているのは偶然ではなく、災害に強いからです。橋やトンネルが鉄筋コンクリートでできているのも同じ理由です。災害の時に壊れてはいけない建造物のほとんどががコンクリートで造られています。では実際に大きな災害で、鉄筋コンクリート住宅は破損や倒壊したりすることはなかったのか。地震・台風・竜巻・土石流・浸水の災害別に紹介します。 ●巨大地震 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、約10万棟もの住宅が家が崩壊等の全壊となり多くの尊い命が奪われました。一部損壊も含めると約64万棟もの住宅が被害に遭いました。鉄筋コンクリートのWPC住宅も激震地にたくさん建っていましたが、495棟の全棟が窓ガラス1枚も割れず無傷でした。全棟倒れない、そして一部損壊だけでなく窓ガラスさえも1枚も割れないという実績は、鉄筋コンクリート住宅のWPC住宅の強さを物語っています。因みに、全壊した約10万棟の大半は木造住宅ですが鉄骨造の住宅も相当数含まれています。 記憶に新しい2016年4月14日と同16日に発生した熊本地震では、約9千棟もの住宅が全壊。半壊も含めると約20万棟の住宅が被害に遭いました。激震地に建つ鉄筋コンクリート住宅のWPC住宅は、全31棟が窓ガラス1枚も割れず無傷でした。 ●巨大台風 記憶に新しい令和元年の台風15号では、強風によって屋根が破壊されるなど千葉県を中心に4万棟以上の住宅被害をもたらしました。特に被害の大きかった千葉県鋸南町に建つ鉄筋コンクリート住宅のWPC住宅も被害はゼロでした。屋根瓦や鉄骨造住宅の外壁材などの飛来物が窓ガラスに当たる事だけが懸念されますが、台風程度の暴風雨ではWPC住宅は全く問題ありません。台風の通り道沖縄では90%以上が鉄筋コンクリート住宅で建てられていることからも、台風に強い家ということが分かると思います。 ▼巨大台風に強い家はどのような構造か。まとめ記事はこちら 【まとめ】台風に強いハウスメーカーはココだ。暴風雨にもビクともしない家。 ●竜巻 近年は集中豪雨等の異常気象が多発しています。報道で「突風により屋根が飛んだ」「突風により壁が飛んだ」などと耳にすることも昔と比べ多くなった気がします。竜巻についても、昔よりも多発していると感じているので調べてみました。 これを見ると少し増えているような気もしますね。スマホ等の記録媒体が普及したことも影響しているのかもしれませんが、毎年20件前後の竜巻が発生しているので竜巻被害は他人事ではありません。実際に鉄筋コンクリートが竜巻に遭遇した映像があればわかりやすいですが、残念ながら見つけることができませんでした。逆に言うと、木造や鉄骨造の被害動画や写真はたくさんありましたが、鉄筋コンクリート住宅の被害は無いので動画や写真が見つからなかったのかもしれません。最近の大きな竜巻被害としては、2012年に茨木県つくば市で発生した竜巻です。筆者も被災地を視察しましたが、木造住宅は瓦が飛び、鉄骨造の住宅では壁がはがれたり飛来物によって壁に無数の穴が空いている被害を確認することができました。被災地で鉄筋コンクリート住宅は確認できませんでしたが、台風などの暴風雨にもビクともしない構造なので、窓ガラスさえ守ることができれば、竜巻にも耐えることができると考えられます。 ●土石流 近年、豪雨の影響により、土石流も多発しています。平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害では多くの住宅が土砂に流されるなど甚大な被害が発生しました。 平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害の視察状況はこちら 大きな土石流が発生した安佐南区には、鉄筋コンクリート住宅(WPC住宅)が建っていました。多くの木造住宅が跡形もなく流されたり、鉄骨造の住宅も壁をえぐられるなどの被害が出る中、土石流の通り道に建っている鉄筋コンクリート住宅(WPC住宅)は土石流をせき止め、流されることはありませんでした。窓ガラスは割れましたが、2m以上の大きな岩が壁にぶつかっても、構造躯体に問題はなく土石流にも強い家ということを証明しました。 ●洪水による浸水 毎年、日本各地で河川氾濫による大規模な洪水被害が発生しています。軽い構造体だと家ごと流されてしまう心配がありますが、鉄筋コンクリート住宅は重量があるので心配いりません。浸水被害で一番苦労するのは、水が引いた後の汚泥の撤去作業です。特に床下の汚泥は厄介で、濡れた泥に何週間も浸かっていると木造の場合、木が腐ってしまうこともあります。早急に処理をしたいのですが、床の上の泥を撤去して、全ての畳や床を剥がして、泥を撤去する作業は大変過酷な作業です。想像以上に時間がかかり数日では終わりません。2018年7月豪雨により浸水被害に遭った被災者にお話を伺ったところ、人力での作業は難しいのでバキューム車両を手配したそうです。しかしそのバキューム車両でさえも数週間待ちとの事で困り果てている様子でした。 一方、コンクリート住宅で床下が無い工法の場合は、これらの作業が必要が無く、驚異的なスピードで復旧が進み、普段通りの生活に戻ることができます。床下の無い鉄筋コンクリート住宅は、腐敗による強度の低下とは無関係というだけでなく、過酷な避難所での生活を回避して、ライフラインが復旧するまでの間自宅で避難生活をおくることができます。これは精神的な面でも大きな差となります。 【まとめ】 ・コンクリート住宅(WPC住宅)は過去の地震で無傷の実績。 ・巨大台風や竜巻、土石流、洪水に対しても強い。 湿気が多いのは昔の話? ひと昔前の鉄筋コンクリートの公営住宅などでは、断熱材が使われていないケースも多々ありました。外側内側共にコンクリートがむき出しの状態では、寒さや暑さ、湿気の影響を受けてしまいます。しかし現在の鉄筋コンクリート住宅のほとんどは、コンクリートの内側に発泡ウレタンという高性能断熱材を吹き付けてあります。発泡ウレタンは、大型冷蔵庫や冷凍庫に使用されている本格的な断熱材です。発泡ウレタンはコンクリートに密着し隙間をつくらないため、外気(熱や水蒸気)の侵入を防ぎます。これにより、昔のコンクリート住宅とは違い、換気をしっかりやっていれば結露の心配はありません。 【まとめ】 ・昔のコンクリート住宅とは違い、今のコンクリート住宅は高性能断熱材もあり、結露とは無縁。 (ただし、どの構造も言える事ですが、換気は必要です。) 以上、鉄筋コンクリート住宅のメリットデメリットを紹介させていただきました。木造住宅・鉄骨造の住宅(軽量鉄骨・重量鉄骨)・鉄筋コンクリート住宅(現場打コンクリート住宅・WPC住宅)のそれぞれにメリットデメリットがあり、デザイン・性能・住み心地等、何を重視するのかによって選ぶ家の構造やハウスメーカーは変わってきます。新築は、多くの人にとって一生に一度のことですので、ハウスメーカー選び・構造選びを慎重に行い、後悔しない家づくりをしていただければと思います。 ●鉄筋コンクリート造の家に住むK様 新築の計画をスタートして、まず最初に考えたのは家のデザインや住み心地でした。いろんなハウスメーカーを見ている中で、どこの住宅メーカーも自分の好きなデザインにできるとわかってから、構造について考えるようになりました。最近は地震だけでなく、台風などの自然災害が多発しているので、やっぱり家族が安心して暮らせる家が一番だと思い、強いと感じた鉄筋コンクリート住宅の家に決めました。実際住んでみて感じたことは、とてつもない安心感です。巨大台風の時も全く心配しないで、家で過ごすことができましたし、これからの地震についても全く心配していません。台風は毎年来ますので、台風に強い家・暴風雨にもビクともしない家は心強いですね。デザインも気に入っているので、このハウスメーカー、鉄筋コンクリート住宅を選んで本当に良かったと思っています。住み心地も最高です。これから何十年もかけてアンティークなインテリアに仕上げていくのが楽しみです。 K様の談話と鉄筋コンクリートのデザインはこちら ●鉄筋コンクリート造の家に住むF様 最初は土地探しからスタートしました。条件は津波が届かないエリア。最初は鉄筋コンクリート住宅の家は選択肢にありませんでしたが、土地に強い鉄筋コンクリート住宅を扱うハウスメーカーから紹介された土地が高台でした。すぐ近くに山があるので、万が一 土石流が発生しても大丈夫な家の構造を調べていると、鉄筋コンクリート住宅しか無いという結論に達しました。お気に入りの土地と災害の事を考えて、結果的に両方を実現できるハウスメーカーでコンクリートの家を建てたという感じです。実際住んでみて思うことは、地震に強い、巨大台風に強い、暴風雨にもビクともしない、土石流にも強い、さらに強長持ちもして、コンクリートの家で建てて本当に良かったという気持ちです。デザインも他の家とは違う、重厚な雰囲気が気に入っています。 F様との談話と重厚なデザインのコンクリート住宅の写真はこちら
静岡で高耐震な注文住宅 鉄筋コンクリート住宅の百年住宅。 これからハウスメーカーをお探しの皆様にむけて、コラムを掲載中。 百年住宅を支える私たちの体制 ~WPC住宅こそが日本を守る!~ ハウスメーカー百年住宅の防災住宅とは? エコキュートやIHクッキングヒーターも災害時に役立つ 大災害の後、防災住宅で避難生活を送ることができるという安心感。 ■ハウスメーカー百年住宅の防災住宅とは? 具体的には、注文住宅 百年住宅の建物に、「緊急地震速報受信装置」「エコキュート」「IHクッキングヒーター」「発電機」「緊急用簡易トイレ」「ホーム保安灯」を備えたものです。 巨大地震 東日本大震災発生の後、テレビで何度も気象庁から配信される「緊急地震速報」が流されましたが、あの速報をお知らせする装置が「緊急地震速報受信装置」です。 数秒間であっても、巨大地震の揺れがくるのがわかれば、災害を最小限に食い止めることができるのです。 「エコキュート」は、ヒートポンプ式の給湯システムのことで、空気の熱を生かしてお湯を沸かすため、エネルギーの使用が少なくてすみ、環境にも家計にもやさしい技術として高く評価されています。 ■エコキュートやIHクッキングヒーターも災害時に役立つ それに加え、家の横に約370リットルの湯をためてあるというのは、災害時に非常に役立ちます。 それを断水期間中、非常用水として利用できるのです。 また、大災害で遮断されたライフラインのうち災害時に一番早く復旧するのは電気です。 ですから、調理器をガスではなく「IHクッキングヒーター」にしておけば、いち早く暖かい食事をとることが可能になります。 ■大災害の後、防災住宅で避難生活を送ることができるという安心感。 巨大地震や巨大台風などの大災害で建物に大きな被害が生じた場合、多くの方が避難所生活を送ることになります。 住宅メーカー 百年住宅の防災住宅なら、大災害発生後も避難所に行くことなく自宅で普段通りに生活することができます。 感染予防対策をとりながら集団生活をする避難所生活は大変過酷です。 実際に経験しないと想像がつかないかもしれませんが、避難所に行かなくても良いという安心感は非常に大きく、耐震住宅 百年住宅にお住いのオーナー様の声からもわかるように、この差は、非常に大きいのです。 < 巨大台風や豪雨、竜巻にとにかく強い家をお知りになりたい方はこちら> ▼【オーナー様の声】百年住宅ではオーナー様の声も大切にしています。 ここをクリック 【施工事例】これから新築する方必見、オーナー様の声 ここをクリック では、どんな家が本当に強いのか。 モデルハウスや展示場などで構造を見たり営業マンの話を鵜呑みにするだけでなく、営業マンに、「過去のすべての自然災害で無傷だったか」「無傷でない場合はどのような被害があったか」を確認し、明確な回答を得ることが、本当に強い住宅メーカーか、本当に強い住宅構造かを確認する一つの手段です。 これから家づくりを始める方は、住宅会社が発信する「地震に強い家」「台風に強い住宅」という情報だけでなく、もう少し突っ込んで情報収集することが、失敗しない住宅会社選び、成功の家づくりに繋がりますので、これらを頭の片隅に入れた上で家づくりを開始していただければと思います。 ★【クリック】『展示場の来場予約』はこちら(クオカード3,000円プレゼント中) ★【クリック】百年住宅の『施工事例とお客様の声』はこちら★
■台風や地震に強い家を建てて、万が一の時に自宅を避難所に。 台風や地震に強い家は、避難警報が発令されて避難したいのに暴風雨や停電などで外に行くのが危険な場合に、避難所として自宅を活用することができます。 ここをクリック<巨大台風に強い家のまとめはこちら>ここをクリック 巨大地震や巨大台風で住宅に甚大な被害をもたらす大規模災害の後は、多くの方が避難所生活を送ります。 ハウスメーカー 百年住宅の防災住宅のように、自宅が無傷で、自宅で生活するための水や電気を確保することができていれば、避難所ではなく自宅で普段通りに生活することができます。 過酷な避難所生活を送る必要はなく、実際に経験してみないと想像がつかないかもしれませんが、耐震住宅 百年住宅にお住いのオーナー様の声からもわかるように、この差は、非常に大きいのです。 ▼【オーナー様の声】百年住宅ではオーナー様の声も大切にしています。 ここをクリック 【施工事例】これから新築する方必見、オーナー様の声 ここをクリック 多くのハウスメーカーは「地震等の災害に強い家」と大々的に宣伝していますが、全くの無傷の状態であらゆる自然災害を耐えることができる住宅メーカーは、どのぐらいあるでしょうか。 モデルハウスや展示場などで構造を見たり営業マンの話を鵜呑みにするだけでなく、営業マンに、「過去のすべての自然災害で無傷だったか」「無傷でない場合はどのような被害があったか」を確認し、明確な回答を得ることが、本当に強いハウスメーカーか、本当に強い住宅構造かを確認する一つの手段です。 これから家づくりを始める方は、住宅会社が発信する「地震に強い家」という情報だけでなく、もう少し突っ込んで情報収集することが、失敗しない住宅会社選び、成功の家づくりに繋がりますので、これらを頭の片隅に入れた上で家づくりを開始していただければと思います。 ★【クリック】『展示場の来場予約』はこちら(クオカード3,000円プレゼント中) ★【クリック】百年住宅の『施工事例とお客様の声』はこちら★