レポート&スタッフブログ
4月24日(水)
近年、地球温暖化の影響で巨大化する台風の暴風による住宅被害が深刻化しています。暴風で屋根が飛ばされたり、飛来物で外壁が破損するなどの被害が多発しています。こうした暴風被害に強い家は、どのような構造が適しているのでしょうか。
暴風に最も強い構造は「鉄筋コンクリート造」です。実際の実験でも、時速30kmの飛来物がコンクリート壁に衝突しても無傷でした。コンクリート壁は非常に硬く耐久性に優れ、プレキャストコンクリート(PC)パネルならさらに強度が2倍以上にもなります。屋根もフラットなコンクリート造なので飛散する心配がありません。
一方、木造住宅は暴風で瓦が飛散したり外壁が破損しやすく、鉄骨住宅でも同様に被害が出がちです。更に台風が巨大化すれば、木造や鉄骨住宅は倒壊や全壊の危険性も高くなります。
暴風の通り道「沖縄」では約70%がコンクリート住宅で、毎年の台風の暴風を確実にしのげる強固な構造が浸透しています。建設費が若干高くても、長期的に見れば修理費などのメンテナンス費用を抑えられるためコストパフォーマンスに優れています。
実際にコンクリート住宅に住むユーザーからは「台風の時も家で全く心配しない」「暴風雨にビクともしない安心感がある」といった声が聞かれます。デザイン性も重厚な雰囲気で評価されています。
災害に強い家を選ぶ際は、間取りや外観デザインに先立ち、まず構造の強度を最優先に検討することが重要です。展示場で実物を確認し、過去の災害実績も踏まえて、最適な構造を吟味することをおすすめします。