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6月7日に広島市、山口市、周南市、広島県海田町、同熊野町、同坂町が全国で初めて「大雨・洪水警戒レベル4」を発表。しかし、避難対象46万人のうち、避難所に逃げたのはなんと775人(0.17%)! WPC工法の住宅なら「もう逃げなくていい」!
平成30年7月豪雨を教訓に今年5月29日から運用が始まった災害の危険度を5段階の「警戒レベル」で示す「大雨・洪水警戒レベル」。運用後初めて6月7日に広島市や山口市など3市3町で「警戒レベル4」が発表され、携帯電話や町内放送、テレビ等によって避難勧告と避難所への速やかな非難が呼びかけられました。広島県内では「避難準備・高齢者等避難開始」の「レベル3」が発表された地域もあり、両者を合わせ避難対象者は46万人が住んでいますが、実際に避難した方はわずか775人(2019.6.8中国新聞より)。0.17%でしかなく、避難情報を早期避難と直結して行動に移す人は少なく、自宅で豪雨が通り過ぎるのを静かに待つ・・・という方が多いのが現実のようです。
事実、昨年の平成30年7月豪雨で土砂災害の避難指示を受けた対象者は272,961人で、そのうち避難所に逃げた人は9,224人のわずか3.38%(2018.8.17中国新聞より)。広島は2014年にも安佐南区を中心に土砂災害に見舞われ多くの人命を失い、土砂災害には敏感な地域性を持ちながらも、結果として避難所に行かないという現実があるのです。中には広島県安芸郡坂町小屋浦地区でお話を聞いた方のように「避難勧告が出てたので逃げようとしたけど、道路の水の流れが激しく逃げられなかったので、家の中に入ったら、家の中まで水が押し寄せてきた」と、すでに避難勧告時には「逃げられない」レベルの濁流が襲いきて自宅にいるしかなかったという方も少なくなかったようです。
根本的に、避難所は安全なのでしょうか?
平成30年7月豪雨で被害の多かった広島県呉市天応町の避難所に指定されている天応ふれあい集会所や公民館にも土砂や濁流が押し寄せ、1階は長期間にわたり使用できない状態になっていました。構造がコンクリート系の造りのため、2階に避難することで避難所の役割は果たせましたが、木造や軽量鉄骨造の集会所などを避難所に指定している場合、決して「安全が確保されている」とは、言えない現状があると思われます。
これまで数多くの災害現場に調査に行ってきましたが、残念ながら被害に遭っている大半が木造住宅であり、軽量鉄骨住宅なのです。重量鉄骨を使用した住宅も多くの損壊をしています。
前述の坂町小屋浦地区で「防災住宅」の第1号契約者となったK様は、10年ほど前の脳出血で未だ半身が不自由で、避難勧告が出ても避難所に逃げることは簡単ではありません。同居する82歳の母親と共に「もう逃げなくてもいい」住宅を探していたそうで、私の主催するセミナーに参加し、「この住宅ならば逃げなくてもいいかもしれない」と契約を決めたと言います。
国が提唱する「早期避難」とは相反する呼びかけですが、「逃げなくても万が一の時は自宅で耐えられる」住宅に住むことで、家族の命を守り、ひいては地域を守ることに貢献してはいかがでしょうか。私の提唱するWPC工法による「防災住宅」が増えれば、土砂災害によって流されることもなく、我が家で「安全」が確保され、ストレスの塊となる避難所に行くこともなく「安心」の我が家で地域が被災後も生活できるのです。
全半壊し、被災者支援金や解体のために国民の税金を使用することもありません。土砂災害警戒区域に建設されれば、土砂を受け止め、下流域を守る防波堤の役割を演じてくれるかもしれないのです。
避難勧告が発せられても「逃げない」方が90数%もいる現実をしかっりと受け止め、「もう逃げなくてもいい」方法を模索することも「命を守る」第一義ではないでしょうか。
「誰もが新築できるわけがない」という声もあるでしょう。
その通りです。誰もが2千~3千万円するWPC工法の「防災住宅」を建てられるわけではありません。であるならば、せめて避難所となる集会所等は木造や軽量鉄骨で建てることはやめ、WPC工法の集会所としませんか。また、WPC工法の「防災住宅」がその地域にあれば、危険を察知したときにはせめてご近所の方には避難場所としていつでも逃げ込めるようにしてあげてはいかがでしょうか。
WPC工法の「防災住宅」を選ばれる方は間違いなく「防災意識」の高い方ですので、地域社会の「安全」を考え、「防災住宅」への避難を自ら呼びかけられる可能性が強いのではと思います。
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